<地元の野菜市で見つけたレモンから生まれた一皿>
近くの野菜市に立ち寄ると、今日も地元産のレモンが山積みになっていた。
山陰のレモンは10月から12月ごろが旬で、今が一番たくさん出回る時期である。鮮やかな緑や黄色の色合いと、不揃いでごつごつした見た目に惹かれ、気づけば買い物かごに入れていた。せっかくの旬なので、今日はレモンパスタを作ることにした。

パスタを茹でている間に、オリーブオイルでニンニクをゆっくり炒める。香りが立ってきたところでコンソメと塩コショウを加え、シンプルだが好きな味に整える。そこへ茹で上がったパスタを加え、さらにレモンをぎゅっと搾り入れる。この瞬間にふわりと立ちのぼる香りが、毎回の楽しみである。仕上げに粉チーズをひと振りすると、爽やかさの中にやわらかなコクが生まれる。

お皿に盛りつけてひと口食べると、レモンの香りがふわっと広がり、旬の恵みをそのままいただいているような気持ちになる。毎年この季節になると、レモンの力を改めて感じる料理であると思う。
